時間を無駄にしないすべきことの把握法

エンジニアにとって重要なのが時間管理及びタスク管理だろう。ドラッカーは「成功を得る人は非生産的な時間を見つけ出し排除、管理して、その結果作れた時間をまとめている。計画や仕事から入る前に時間管理することが大事なのだ」といっている。時間管理は記録、管理、まとめるという流れだが、記録することで後から必要な時間だったかどうかが分かる。しかし効率を上げることを最大の目的とすると、その仕事の本来の目的が抜けてしまうことがあるので気をつけよう。本来の目的を明確にした上で作業の取捨選択をし、それが正しかったのか成果を評価するのだ。そしてタスク管理も同様だ。タスクはアクション、プロジェクト、習慣に分けることができる。アクションはすぐに取り掛かれる仕事、プロジェクトは目標に向かって進められる仕事、習慣は目的があって繰り返される仕事のことだ。

優れた人はいくつものアクションをいかに効率良く同時にこなせるかを知っている。特に慣れない人はアクションの結果を記録し、どうすれば効率が上がるかを振り返って考えると、慣れるまでの時間を短縮できるはずだ。多くのエンジニアが使うタスク管理ツールにタスクを書き込むとき、実行日を設定すると良い。どうせ設定しても間に合わないと考える人が多いが、タスクの実行時間を確保できるかを確認するのに重要な行為となる。このとき時間が決まっている仕事のアポイントメントの間にできる空き時間にタスクを入れよう。また新たなタスクができたらアポイントメントと古いタスクを考慮してツールに書き入れる。これを習慣にすることでそのタスクはやるべきかを自問し、取捨選択できるようになる。
特に、フリーランスになるとタスク管理能力を高めて効率化を図ることがオーバーワークを回避する策となるため、しっかり身につけておきたいところである。

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